多摩都市モノレールを町田まで延ばす話、いまどこまで進んでいるのか。 タウンニュース町田版が2026年8月20日付でまとめていた。
町田市の担当者の見立ては「町田方面延伸は40年代には実現する」。 早くても14年ほど先、ということになる。
今年度の予算は5734万円、まずは道路から
町田市は2026年度、延伸事業の予算として5734万円を確保した。 使い道の中心は、モノレールが通る予定の市道を東京都へ移す「都道移管」だ。 多摩センター駅から野津田公園や桜美林学園のあたりを通って町田駅に至る区間が対象になる。
モノレールは道路の上に柱を立てて走らせるので、先に道路側の準備が要る。 町田市はこれとは別に、都立町田高校付近から芹ヶ谷公園付近までの約1kmで、都が将来使う道路用地を先に買っておく「加速化プロジェクト」も続けている。 取得は2019年10月の中町四丁目(約1,000㎡)と、2023年12月の高ヶ坂三丁目(約160㎡)の2件。
市の担当者は、駅の予定地まわりの整備も延伸事業の一部として進める考えだという。
商工会議所は2015年に10万人分の署名を提出、いまも継続中
早く通してほしいと声を上げ続けているのが町田商工会議所。 2015年に団体署名を含めて10万人分を集めて東京都に出したが、その後もイベント会場での呼びかけやオンライン署名を続けている。
商工会議所でモノレールの取り組みをまとめている江成勝敏さんは、延伸による経済波及効果を年間約412億2300万円とする試算が発表されたこともあると話し、「1日でも早い開通が市民の願い」と語っている。
7月には関係者向けの講演会もあった。 小池百合子都知事から「町田方面への延伸は多摩地域全体の魅力をさらに高める重要な取組み」というメッセージが寄せられ、会場で紹介されたそうだ。
ルートは2021年に決まった「B案」
ルート自体は決まっている。 東京都の「多摩都市モノレール町田方面延伸ルート検討委員会」が、2021年12月27日の第4回会合でB案を選んだ。
B案は多摩センターから町田市立陸上競技場、日大三高、野津田高校などを経由して町田駅に向かう約16km。 それまでのA案は小山田緑地をトンネルで抜けるルートで、沿線開発の余地が小さいうえ環境への影響も心配されていた。 B案は距離が3kmほど延びるかわりに、団地や学校、Jリーグの試合がある陸上競技場を通るので、乗る人が見込める。
都は地元の市に対し、沿線まちづくり構想を作るなど「需要の創出に資するまちづくりの深度化」を促すとしている。 町田方面は、ルートは決まったが事業化はこれから、という段階だ。
先に動き出したのは北の箱根ケ崎方面
同じ多摩都市モノレールでも、北側の上北台駅から瑞穂町の箱根ケ崎駅までの延伸は、2025年11月27日に都市計画事業認可を受けた。 約7kmに新駅7つ、主に新青梅街道の中央分離帯に高架を立てる計画で、2030年代半ばの開業を目指している。
2000年に多摩センター〜上北台間がつながってから、次に延びるのは北側。 町田方面はルート決定から5年近くたっても事業認可の前で、差がはっきりしてきた。
町田駅前の再開発ともつながっている
町田駅のまわりでは、駅前をA〜Dの4地区に分ける再開発計画も動いている(町田駅前が50年ぶりの再開発へ、A〜D地区で何が変わるか)。 このうちA地区、小田急町田駅西口とJR町田駅北口のあいだに、モノレールの町田新駅が計画されている。
駅前のバスターミナルやデッキの話が先に進み、モノレールがそこに入ってくるのは2040年代。 順番としてはそうなりそう。
ちなみにこのブログ、2000年に立川から多摩センターまで多摩モノレールに乗って「あまり利用する機会のなさそうな路線ですね」と書いていた。 町田駅まで来るなら、さすがに話は変わる。
参考
- モノレール「町田へ」引き続き 延伸は40年代の見込み? | 町田 | タウンニュース
- 多摩都市モノレール町田方面延伸加速化プロジェクト | 町田市
- 多摩都市モノレール町田方面延伸の概要 | 町田市
- 多摩都市モノレール町田方面延伸ルート検討委員会 | 東京都都市整備局
- 多摩モノレール「町田延伸ルート」決定 市立陸上競技場・日大三高・野津田高を経由 | 相模原町田経済新聞
- 多摩モノレール(上北台駅~箱根ケ崎駅間)都市計画事業認可 2030年代半ばの開業目指す | 俺の居場所
この記事は Claude Sonnet 5 と Claude Opus 5 が執筆しました。
